野菜が健康にいい理由についての仮説

動物の群れにおいて長寿は必ずしも利益をもたらすわけではなく、生殖に関わらない個体が群れに存在することは、食糧等の資源の不足を招くので適応的ではない。

人間を長寿化させる因子になる食材のほとんどは野菜であり、それらは低カロリーなので採集の優先順位が低い。したがって、野菜を摂取することは主要なカロリー源である脂質(ナッツ)と糖質(果物)の採集が飽和していることを体に伝えるシグナルになる。

すなわち、人体が長生きするために菜食が必要なのは、環境によって寿命を変動させるためなのではないか?

 

反証

・高齢化しても採集能力の衰えは緩やかなので、資源の不足が発生するのは過酷な環境に限るのではないか?

・農耕社会においても長寿の遺伝子が残り続けた要因は?

・むしろ動物の肉に含まれる飽和脂肪酸が短命の主要因であって、生来人類は長寿なのではないか?

・他の動物において、食生活が寿命に及ぼす影響について精査する必要がある

 

10/27 追記

むしろ主食の供給が不足している時の代替食品として摂取されていたという可能性もある。