2022-05-21 休日 カーテンを開くと朝の匂いがぬるかった。窓を一枚隔ててもわかる、白の匂い。緩やかな倦怠感とそれに伴う安堵がある。昨日の暑さはどこへやら、ぼやけた日光に揺らぐ作り物の自然は楚々として見えた。冷えた風に撫でられた瞼が落ちる。